MTM社がフィールドサービス管理強化にコマーチのFSMを採用

2024年3月19日、PT Media Telekomunikasi Mandiri(MTM社)は、コマーチ・フィールドサービス・マネジメント(Comarch Field Service Management - FSM)プラットフォームを導入する契約を締結しました。このクラウド型ソリューションでフィールドサービスの運営を効率化することで、MTM社はインドネシアの主要通信事業者へより質の高いサービスを提供できるようになります。
MTM社が直面していた課題
MTM社はインドネシア全土の大手通信事業者向けに通信インフラの維持管理を行っています。同社は、30万以上の通信回線と数千台のネットワーク機器を管理するため、数百人の技術員を雇用しています。
急速に拡大するインフラと顧客基盤に対応する中で、現場ではより緻密なデータが必要となり、作業スケジュールの調整も複雑になる一方、従来のフィールドサービス管理システムでは支援と統制が十分に行き届きませんでした。こうした課題に対応するため、MTM社は通信業界特有のニーズを満たす専門的なフィールドサービス管理プラットフォームとしてComarchのFSMを採用しました。
Comarch FSMを導入した理由
Comarch FSMは、通信業界向けフィールドサービス管理プラットフォームとして優れた威力を発揮し、MTM社の運営を包括的にしています。受発注、タスクスケジュール、技術員の派遣、ルート最適化、機器配備、作業報告を高度に自動化するなど、多彩な機能を備えています。
MTM社の最高経営責任者Nurul Kowim氏は、この提携を次のように評価しています。「これは当社がさらに革新を進め、顧客に最高のサービスを提供するための大きな一歩です。通信業界に特化した信頼性の高いフィールド管理ソリューションは、事業拡大に向けた足掛かりとなります。コマルフFSMが実現する高度な自動化と管理手順の簡素化により、顧客との連携をより戦略的に進めることができます。」
Comarch FSMモバイルアプリなども同時に導入することで、現場の技術員はリアルタイムで通知や連絡ができるようになり、迅速に問題を解決できるようになります。また、専用の顧客ポータルは、顧客からの報告を自動処理し、修理完了通知を送ることで顧客満足度を向上させます。このシステムは、インベントリ管理といったネットワーク全体の運営も統括し、拡大を続けるMTM社のインフラの効率的な運用とその最適化を支援します。
コマーチでアジア太平洋・中東アフリカ事業開発部長を務めるPaweł Workiewicz氏は次のように述べています。「アジア市場でも当社の画期的な技術が高く評価されていることを大変嬉しく思います。当社は通信業界のお客様の成長と革新、運営改善を支えるべく、特化したポートフォリオを用意し、市場での地位を強化しています。今回のFSM導入は、Comarchが現地市場のニーズに柔軟に対応できる証です。」
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MTM社紹介
PT Media Telekomunikasi Mandiri(MTM)は2008年設立当初から、インドネシアの情報通信大手として、同国内の主要な通信事業者や企業向けにネットワークインフラ技術を提供しています。15年以上にわたり培った経験をもとに、たゆまず顧客満足を追求し、先進的な情報通信技術と確かな仕事で提携企業から信頼を集めています。
MTM社は、多くのISO規格を満たしつつマネージドサービスおよびMSSを提供しており、英国規格協会(BSI)インドネシアから情報セキュリティ管理の認証も保持しています。また、インドネシアで初めて国家サイバー暗号庁(BSSN)からサイバーセキュリティ成熟度(CSM)認証を受け、コンピュータセキュリティインシデント対応チーム(CSIRT)として登録されるなど、サービス品質と情報セキュリティにおいて高い基準を確立しています。